長いこと音楽をやっています.
そんな音楽に対する態度の変化をこそこそと書いてみます.
小学生の頃はピアノソロしかやっていませんでした.
やがてオーケストラや吹奏楽を覚え、はかせの音楽活動の主体がピアノソロから合奏に向かっていくに従い、ソロには興味を失っていきました.
ところがどっこい、大人になり室内楽を始めてからは小さな編成へと興味が移っていくようになりました.
さらには再びソロを好むようになってきました.
ソロがけっこう楽しいのです.
よくあるオーケストレーションでの吹奏楽のバスーンなんて聴かせどころに乏しく、たっぷりと歌うなんて事が楽しめないのですが、一人で無伴奏ソロに立ち向かう時は、一人で音楽を作っていきます.
音楽の流れを一人で考えて一人で作る.
楽団の中で音楽をやる時は、なんとなくみんなで音楽の流れを作り、なんとなく音楽の流れに乗っている事が多いのです.
いろいろ音楽をやってる内に、その「なんとなく」が気に入らない時が多くなってきました.
そこで室内楽なのです.
音楽の流れを「なんとなく」したくない者数人で、意識的に音楽の流れをコントロールした音楽をやるのをやるのが楽しいのです.
でもでも、いつでもそんなメンバーが揃うわけでも無し.
で、無伴奏の楽譜をさがしてきました.
無伴奏で一人で音楽を奏でる事をためしてみたのです.
最初は楽譜通りに出来るようにおっかなびっくりやってみただけでした.
でもでも、そうやって一人でやり初めてからは音楽に対する意識が変わりました.
自分一人での音楽のコントロールの楽しさに再び目覚めたのですよ.
小学生から高校生の頃、下手なりにピアノを弾いてた頃と同じだよ.
そうなると、以前よりも音楽をやるのも聴くのも楽しくなりました.
まだまだ音楽を続けていきたいです.
でも一人っきりのソロって、しんどいです.
体力、ダイナミクス、息継ぎ、まだまだなのです.
2重奏もちゃんと舞台でやってみたいなー.
麻薬ですね。。タバコは止めれても音楽は。。。