パイパーズに載っていたベルリンフィルのバスーン奏者ダミアーノ氏のお言葉.
ファゴットのダイナミクスは、他の楽器に比べて大きい方ではありません.だから、楽器の能力を最大限に引き出し、限界に近い部分で表現しきれる能力が必要とされる.なのに、メゾフォルテ程度のレベルでしか演奏しようとしない、という傾向が、もしかしたら日本の学生達には強いかもしれません.
ファゴットのダイナミクスが大きい方ではない、ということについて語られています.
はかせもバスーンで大きい音が出せずに困っています.
でもでも「大きい音が出ない」事に甘えてしまっている事はいけないようです.
なんとか大きい音が出るように引き続きキバります.
それはさておき.
この発言 (ダイナミクスが大きい方ではない) が、大きい音が出ない、という意味なのか、それとも、ピアノとフォルテの差が大きくない、という意味なのか、わかりにくいのです.
「ダイナミクス」とは、ピアノ/フォルテなどの音の強弱を示すコトバです.
そうなると、「ダイナミクスが大きくない」とは、ピアノとフォルテの差が少ない、と捉えられます.
でもでも、「メゾフォルテ程度のレベルでしか」という部分を読むと、「ダイナミクスが大きくない」とは、大きい音が出ない、とも捉えられます.
原文が無いので本意は分からんのよ.
また、会話中の発言であり、正確な意味がどこかに飛んでしまっている事もあるもんね.
大事なことなので繰り返しますが、大きい音が出ない、のに甘えてしまっている事はいけないようです.