耐震設計について、家を建てた際にいろいろと教わりました.
はかせは数学や力学や建築学の知識は皆無なため、文学的な理解しか出来ていないのですが、自分でもいろいろ勉強しました.
耐震住宅は、震度6強の地震では即座に崩壊しないように設計されています.
しかし、一度大地震に遭うと、柱の継ぎ手や筋交いは緩んでしまい、耐震性能はもはや発揮できません.
都合の悪いことに、ダメになる部分はカベの中の名に見えない部分なのです.
一部の鉄骨や鉄筋の住宅では複数の大地震に遭う事も考慮されて設計されていますが、繰り返して起こる大地震には対応できないのです.
熊本の地震では、本震とされた3月16日午前1時25分の地震以降に、住宅の倒壊のニュースがよく耳に入ってきます.
一度目の地震にはなんとか耐えきった建物が、目に見えない所でダメになっていて、二度目の地震で崩れてしまったのでしょうか.
「余震が怖くて家に戻れない」というのは正しいようです.