はかせと妻ちゃまは人混みが苦手な人です.
ゴールデンウィークに出かけるのは人出が怖いの.
観光地に出かける、高速道路を使う、などなど自ら人混みに進んでいくことはどうも気が乗らないのです.
近場でのんびり過ごすなんて言うのがお気に入り.
宇治なんて、京都でも屈指の観光地中の観光地.
誰でも名を知ってるような場所です.
こんなところは連休中はとても無理だよ.
以前に花火大会や県祭りに宇治に出かけたことがあるのですが、
それはそれは大変なことでした.
それでも宇治は魅力的なところ.
いろいろ行きたいところは多いの.
連休の谷間なら大丈夫かな?なんて考えで遊びに行ってきました.
まずの目的地は、宇治の老舗な御茶屋さん中村藤吉さんの経営するTokichi Cafeです.
けっこう流行っていましたが、待つあいだにお庭でほっこり出来るので苦にはならないの.
寒いさなかに行ったときには待たされる時間が寒くてかなわなかったのですが、
気候がいいときは全然問題なし.
テラス席が開放されるので席数も多くなりまたされる時間も少なくてすみます.
気候が良くなるときに人出が多くなるのは当然のことなんですよね.
_ メニューはこんな感じ.
いつもいつもこういうところでは何を食べるかとっても迷うのよ.
迷ったあげく「手作り生ゼリイ(珈琲)」「特製抹茶パフェ」
パフェやゼリー類はこの竹筒や茶壺に入って出てきます.
こういう楽しさが嬉しいのよ.
ゼリーもいいのですが、抹茶パフェが良かったよ.
これはまた食べたいぞー(^Q^).
観光地の近くにはそれぽい商店街が必ずあるんですよね.
宇治はおもしろいことにお茶屋さんがいくつも並んでいるのよ.
あほっぽいグッズが並ぶ観光地おみやげ屋さんも楽しいのですが、
お茶屋さんのほうじ茶の香りが漂う観光地おみやげ屋さんも楽しいのです.
TokichiCafe以外にも似たような和Cafeもいくつかあり、また来たくなるところなのよ.
言わずと知れた平等院鳳凰堂です.
はかせがここでどーのこーの書く必要もなさそうですね(^Q^).
はかせも何度も来たことがあります.
何年か前から大がかりな修理に入っており、拝観のシステムが変わってるのよ.
基本料金を払うと博物館と庭に入れて鳳凰堂の外観と内陣などからはずされて保存されている文化財を拝めます.
追加料金を払うと鳳凰堂に昇殿出来、内陣と本尊の阿弥陀如来を拝むことが出来ます.
_ 拝観のシステムだけでなく、修理にともないいろんなものが変わっています.
一番目立つのは池.草の生える池だったのが、石の吹かれた池になっていました.
池には橋が架けられました.
これらは発掘に伴い分かってきた本来の姿に戻したものだそうです.
_ 鳳凰堂の中はまだまだ修復作業中だそうで、本尊の台座、天蓋や光背がはずされています.
なんかシンプルになったなー、と言うか物足りないと言うか...
台座については「珍しい吹寄式だよ」と教えてもらったことがあるのですが、
今回解体した結果、実はもともと魚鱗式だったのかもしれないことが分かったそうで、
なんだかなぁと言う気持ちになってしまいます.
壁面の飛天も何体かが取り外されて博物館の方に展示されており、
こちらも寂しい雰囲気.
博物館に本体を展示保存するのはいいことだと思いますが、
レプリカを飾っておいてほしいなー.
この飛天、ずっと「飛天」だと思っていたのですが、「雲中供養菩薩」と言うのが正しい呼び方だそうです.
いったいはかせは何を勘違いして覚えていたのだ??
_ 逆に華やかになった部分は壁画です.
けっこうカラフルに復元されています.
博物館の方には創建当時までに復元された壁画がおかれています.
これが全面が阿弥陀来迎図ばかりでした.
そんなにも阿弥陀さんが助けてくれるのを待っていたんですね.
壁画はまだ具象的な絵画なのですが、壁面以外の彩色は柱等に創建当初は超サイケな模様が描かれていた事がわかっているそうです.
この鳳凰堂の装飾彩色についてはずっと以前にNHKで「華麗なる極楽浄土〜復元宇治平等院」という番組を見たことがあります.
もうとにかく派手、ケバい、サイケ.LSDをやった人が見る模様そのものに思えます.
平安時代の人が考えた極楽や死って、現代の人が幻覚の中に感じる感覚 (あ、RRだ) に似てるのかな?
このビデオは販売されており今でも見ることが出来ます.うちの図書館にもあるかな?