「551の豚まんのある時、無い時」ではありませんが(^Q^;)、
吹奏楽やっててもオーケストラで吹いててもバスーンが活躍できる時と活躍出来ない時の間には雲泥の差があります.
はかせはここ5年くらいは吹奏楽オンリーでバスーンを吹いていますが、「バスーンパート最高だぜ(^Q^)//!」なんて感じで気持ちよく吹けた曲はほんのわずかです.
オケで吹いてた時にはけっこう吹きがいのある曲にあたる事も多かったのですが、吹奏楽だと気持ちよく吹かせてもらえる機会が少なくどんどん寂しくなってくるのよ.
_ 日本の吹奏楽においては長い間、バスーンは「特殊」楽器とされていました.
中学や高校の吹奏楽部には特殊楽器は無い事が当然だったのですよ.
そのため吹奏楽でのオーケストレーションではバスーンが存在しなくても演奏出来るようにされている事が慣習とされています.
楽器が国内で量産されておらず高価であるために、文部省や吹奏楽連盟がそのような扱いをしていたんでしょうか.
教育的配慮ってやつですね.
はかせの中学生の頃はまだそんな時代でした.(うちの中学にはフレンチホルンもまだ無かった...メロホンだった...(ー。ー;)ハアー.)
_ 日本は豊かになってきました.
吹奏楽コンクールを観ていると、中・高の吹奏楽部でも京都府大会に出てくるようなハイレベルの楽団ではバスーンを備えているところがけっこう増えてきました.
そんなのを見て「バスーンはもう特殊楽器ではない」と言いたい人もいるようですが、全然そんなことないのよ.
低レベルの楽団、地方の楽団、低予算の楽団、そんな楽団ではバスーンは未だに特殊楽器扱い真っ盛りなのです.(はかせの楽団ではバスーンはあるけどオーボエはないぞ)
今でも吹奏楽の楽譜を出版している日本の楽譜屋さんは教育的配慮から「バスーンがなくてもオッケー」な楽譜を販売し続けています.
あるいは編曲者が「バスーンがなくてもオッケー」な楽譜を作っています.
あるいは吹奏楽連盟が「バスーンがなくてもオッケー」なオーケストレーションで曲を書くように作曲者に依頼しています.
そんなわけで、吹奏楽やってると「バスーンがなくてもオッケーな楽譜」にご対面することが多いのよ.
バスーンは大きい音が出ません.
どんなにがんばって吹いてても「なくてもオッケー」な楽譜でやってるので音は周りに消されてしまいます.
吹いていなくても気付かれないくらいなのよ.
_ はかせの入っている市民吹奏楽団では仕事持ちの人がほとんどなため、なかなかメンバーが集まってくれません.
チューバお休み、テナーサックスお休み、ユーフォニウムお休み、なんて事はしょっちゅうなのよ.
そんな時はバスーン大活躍.
とっても気持ちよく吹けるの(^Q^).
でもでもその調子のままで吹いてると大誤算、本番が近づいて奏者が揃ってくるとバスーンのパートが「なくてもオッケー」な楽譜である事がどんどん思い出されてくるのですよ.
吹奏楽のバスーンってそんな扱いを受けているのが実状です.
_ そんななか、今回の練習ではなかなか吹きがいのあるバスーンパートが回ってきました.(チューバお休み、テナーサックスお休み、ユーフォニウムお休みだったので後々また悲しい思いをするかも知れませんが...(T_T))
とっても気持ちよく吹けましたよ.
こんな気持ちよさが味わえる演奏を沢山したいなー.