_ はかせは中学生の時に西洋美術に触れて以来、この展覧会が扱っているちょうどこの時代の絵画が大好きになりました.
この時代はルーブルが扱っているものとポンピドーセンターが扱っているものの狭間、印象派運動まっただ中の頃です.
1862年マネの『草上の昼食』、1874年の印象派展からセザンヌが没する1906年、このわずかの間に西欧の美術史はとてつもない変化を遂げました.
時代を感じていた人たちにとっては正に世紀末だったんでしょうね.
古典的な画風は変化をとげ印象派へと、さらにそれに飽き足りないゴッホやゴーギャン達によってポスト印象派へとどんどん移り変わっていきます.
そんな変化を楽しめた展覧会でした.
_ また美術史上屈指の時代だけに教科書などでおなじみの絵画にも沢山出会えましたよ.
はかせが美術の本でずっとずっと眺めていたマネの「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」 .
この絵を見ながら
「ベルト・モリゾってきれいな人だなー.どんな人だったんだろう.マネの弟子だそうだがどんな関係の弟子だったんだろう.マネの事好きだったんだろうか.マネが好きだったんだろうか...」
などなどと妄想していた日々が思い出されましたよ.
はかせは実物の前に立っても中学生の頃と同じようにこの絵に描かれた人に魅入られてました.
ベルト・モリゾ自身の絵も展示されていましたよ.
モネの「ルーアン大聖堂」
光を扱った絵だ、とは知っていましたが、実物はほんとに光に充ち満ちていました.
重ねていく絵の具は光へと化けていった結果がこの絵なんですね.
セザンヌの「サント=ヴィクトワール山」.
意外にも小さなキャンバスの中に押し込められていました.
_ 絵を観るのは嬉しく楽しい事でしたが、すごい混雑だったのよ.
原因はイヤホンガイドなのよ.
イヤホンガイドが長々と解説している絵の前に来るとイヤホンを差した人たちが、解説が終わるまでずっとその場に立ってるの.
イヤホンガイドに頼って鑑賞してる人たちは、解説が長い絵の前では大渋滞、解説がない絵はさっさと通り過ぎていくのです.
元町の商店街を歩くと名だたるケーキ屋さんの本店がいくつも並んでいます.
本高砂屋、観音屋、ユーハイム、ヒロタ、風月堂、
ケーキ大好きな妻ちゃま大喜びなのですよ.
覗いて、入って、お菓子買って.
はかせのうちはしばらくお菓子だらけなの.
商店街の傍らになんか素敵なケーキ屋さん発見.サ・ソ・ボンと言う名のケーキ屋さん、実はここ風月堂のケーキ屋さんでした.
こんなにおしゃれな風月堂ってねぇ.
_ サ・ソ・ボンはさておき、そんな神戸のケーキ屋さんの中で楽しみしていたのはケーニヒスクローネ.
おされなケーキ屋さんだと思っていたのですが、実は実はここ、マクドナルド方式で食べるお店だったのよ.
カウンターで注文してトレーを受け取り2階の座席で好きに食べて、食後はトレーごと回収棚に置いておく.
ちょっとびっくり.
_ ついでに南京町も歩いてきましたよ.
美術館どころじゃないよ.
とんでもない大混雑.
正月だけに屋台が沢山出ていて大にぎわいなのでした.