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たいへん日記

私へ●たいはかせの日記、と言うよりは雑記です.
日々の出来事を書いていくのではなく、普段から思っていることをとりとめもなく書いていくつもりです.
とかなんとか言いながらも日々の行動の記録が大半を占めているあたりがニントモカントモ...

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2007年07月01日(Sunday) 心を落ち着ける日々

_ [神社仏閣] 古寺巡礼その20 : 大原三千院

大原の三千院へ行ってきました.
デュークエイセスの歌でお馴染みのあのお寺です.
前日から妻ちゃまが「写経したい」などと言いだしたのよ.
それならお気軽に写経できる大原三千院がいいのではないかと言うことに.
ちょうどアジサイの季節ですのでこりゃちょうどいいわと言うことでそっちの方も愛でてくることに.

大原へは京都から車でR367を上っていきます.
はかせは独身の頃自転車でよくここを登りました.
京都北山の坂の中でも比較的傾斜がゆるく楽しいサイクリングが楽しめるコースなのよ.
クルマだと大原まであっという間.
京都バスの大原のバスターミナル付近にいくつもある駐車場に駐車.
三千院まで歩きます.

ここでナイショ話.
三千院にだけ行く人は門前までクルマで登れます.
門前に駐車場があります.
けっこう穴場.
はかせは寂光院にも行くつもりですし、門前町を歩くのが好きですのでその手は使わないのですが、必要のある人はぜひお使いくださいませ.
寂光院の門前にも駐車場がありますので、歩くのがイヤな人はクルマで移動するのがいい鴨知れません.

_ 三千院では客殿を見学したあと、円融房写経場に向かいます.
写経場は、順路からは外れているため静粛が保たれています.
写経する人はほとんどいません.
参拝者のほとんどは写経場を通らずに次の見学コースに向かっています.
そんな静かな写経場に付くと、まず入口で用紙を貰い筆ペンを借ります.(無料です)
で、おもむろに写経をはじめましょう.
わずか16文字、しかもお手本をなぞるだけの写経なのですが、気を引き締めて心を張りつめて文字を書いてみました.
初心者には16文字で目一杯.
大覚寺に行くと般若心経の写経が出来ますが、もうちょっと上級者向きかも.

_ 写経を終えてからあじさい苑に行ってみました.
見事に見頃なのよ.
三千院のあじさい三千院のあじさい三千院のあじさい三千院のあじさい三千院のあじさい三千院のあじさい三千院のあじさい三千院のあじさい

ちょっと緑のかかった青い花が主を占めているのですが、中には紫のやらピンクのも.
よく見ると花の形が違うものもあるようで、いくつかの品種が植えられているようです.
アジサイの園芸品種の事まではさっぱり分からんのよ.
こ難しいことはさておいて、花を見に来るのもいいもんだな、と言うことがよく分かったのでした.

_ さてさて、参拝を終えて寂光院へ向かいます.
バスターミナル〜三千院はけっこうにぎやかな道ですが、バスターミナル〜寂光院の間は静かでのどかな田んぼの中の道です.
昔からの農家の間を歩いていく小道.
目立つのはシソ畑.
大原はしば漬け発祥の地.
しば漬けに欠かせないのはシソ.
そんなシソ畑は収穫間近なのよ.
シソ畑

_ [神社仏閣] 古寺巡礼その21 : 寂光院

4年ぶりに訪れました.
(4年前の日記はこちら)
以前にも書いた事ですが、寂光院は2000年の5月に放火され、重要文化財の本尊 (地蔵菩薩立像) をはじめとする本堂内の全ての仏像と本堂が焼失してしまいました.
2003年にはかせがに赴いた際には本堂が再建中で仮の祠が建っていました.
再建中の寂光院本堂寂光院仮本堂

_ そんな寂光院でしたが、2005年6月に本堂の再建が成りました.
寂光院新本堂
本尊の地蔵菩薩も復元されました.
本堂も本尊も焼失前のそっくりそのままのコピーのようです.

驚かされたのがご本尊.
極彩色の輝かしい地蔵菩薩立像です.http://www.jakkoin.jp/keidai.html

残念な事に、前門主の小松智光さんはこの新しい本堂と本尊を見ることなく亡くなられたそうです.

こういった金ピカの仏像はなんとなくありがたい感じがしないものなのですが、寂光院の歴史、火災とその後の経緯、再建に尽力してきた前門主の小松智光さんのことなどを考えるとてこの新しい地蔵菩薩の前に立つと涙が出てしまいました.
境内には新しく小さな宝物殿が建てられており、火災の後の痛ましい姿などが展示されていました.

_ はかせの大好きな立て札はそのまま残っていました.
沈黙はよい木々が語ってくれるから/苔むした石が物語ってくれるから/石清水のひゞきが耳を澄ましてくれるから/み佛のこえがきこえてくるから