興福寺の中金堂が落慶を迎えました.
10月に落慶法要があったのですよ.
行きたいとは思っていたのですが、いろいろあり、行けなかったのです.
国立博物館の正倉院展も終わり、奈良の人ごみも落ち着いたかと考え、お出かけしてきました.
とは言っても、チビと一緒ですので、あんまり難しい展示を見せたりしてもかわいそうなの.
さらっと見て、簡単に説明して、あとは鹿と戯れて遊ぶくらいのつもりで.
猿沢池側から南大門跡へ向かう階段を登っていきます.
視界に新しい中金堂の鴟尾が入ってきます.
階段を一段上る都度、中金堂が上部からどんどん姿をあらわしてゆきます.
なんと素敵な姿.
再建できて良かった良かった.
なぜか妻ちゃまとチビが東金堂に行きたがり、東金堂に入場.
ここには、薬師如来がまつられています.
お参りしてから、チビに仏様の説明を簡単にしてあげます.
ここでは古い日光菩薩・月光菩薩も好きですが、文殊菩薩・維摩居士座像、特に維摩居士が好きです.
他の像はみんな仏様なのに、この人だけが在家の俗人間なのです.
狭い意味で言うと仏像じゃないのよ.
それなのに極東のこんなところでまで讃えられてるなんて、不思議なものです.