中高の吹奏楽クラブが「ブラック部活」だ、と言われる事がよくあるそうです.
はかせは幸か不幸か、今まで吹奏楽のクラブ活動でブラックだったと自覚した事がないのですよ.
よくよく記憶をたどれば、中学生の時腕立て伏せ50回とか、腹筋100回とかやらされた事はあるのです.
でもでも、それはそれで楽しかったの.
先輩との関係が良かったのがそう思える原因なのかしらん?
その話はおいといて.
そんな風潮が広まってくると、逆に「ブラック」とされる事を極度に忌避している指導者さんも出てくるのですよ.
そんな指導者さんって、
奏者が間違っていても、間違いを正そうとしない、
演奏が指導者さんの考えるものと違っていても正そうとしない.
なんて事に出くわしたことが何度かあるのです.
そんな際に、休憩時間に指揮者さんに、××パートの演奏って間違っているのではないかしらん? と小一時間ほど問い詰めたところ、
「その通りだが、指摘しないでのびのびと演奏させたい」
「その通りだが、指摘して人間関係が悪くなるのがいやだ」
などの答えが返ってきた経験があります.
でもね、
指揮者さんが指摘しないので、私はのびのびと演奏出来ないのですよ.
指揮者さんが指摘しないので、私とその奏者の人間関係が悪くなるのですよ.
先に書いたような「ブラック」風潮が広まってから、ブラックではない事をデモンストレーションしたいのか、指導者さんがこんな態度を取る事が増えているのかしらん.
なんて偉そうに書くのですが、はかせも出来てないパート、思うとおりにやってくれないパートに指摘するのんが嫌です.
ただただ面倒くさいからなのよ.
ここがこういう風に間違っている(あるいは、はかせの意図するところと違う)、と説明するのが面倒くさい.
だからこういう風に演奏してほしい、と説明するのが面倒くさい.
説明してパッとその通りになってくれるんやったら良いのんですが、なかなかこちらの思うように演奏して貰えないの.
はかせの説明が悪いのもあるのですが、思うようになってくれないと「もうどうでもええわー」なんて気持ちになってしまうのよ.
曲にたいするイメージの共有ができていないとダメですね。 <br>仕事も同じような気がする。 <br>