吹奏楽団の練習日なのです.
今期はテンポがゆっくりな難易度の低い曲をまかされています.
こういう曲をやりたかったんですよ.
こういう曲だと、技術の低いメンバーでもとりあえず楽譜通り演奏出来るのですよ.
で、「楽譜通りに演奏する」以上の事に取り組めるのです.
やりたかったのは、メロディーの歌い方です.
ソルフェージュぽい事をちょっと実践します.
まずはフレージング.
楽譜には明解にフレーズが記されている事が多いのです.
これを軽視してしまう事が多々あるのですよ.
(4小節のフレーズ)なのに、(2小節のフレーズ)+(2小節のフレーズ)に分けて演奏してしまう.
逆に、(2小節のフレーズ)+(2小節のフレーズ)なのに引っ付けてしまい(4小節のフレーズ)にして演奏しちゃう.
前者については、指示すると納得して、指示通りに演奏してくれるのます.
後者については、指示したところ、メンバー達に「???」という顔をされてしまった...
あー、その気持ちは分かるんですよ.
はかせも同じ様な事をやって、N親分に指摘された記憶があります.
駄菓子菓子、フレーズの中の重心がドコになるのかを意識すると、(2小節のフレーズ)+(2小節のフレーズ)を(4小節のフレーズ)にして演奏するのは、ぼやけたフレージングを作ってしまう事になっちゃうのです.
例えがJazzの話になっちゃいますけども,極論するとフレージングとアクセントの置き方だけでJazz特有のリズム感(=ノリ)を生みだしていたりするンですが,それを表面的にリズムだけで強引にやるから聞くに堪えない,スイングしない "なんちゃってJazz" になってしまう,ってなことが吹奏楽界隈では頻繁におきてますね(苦笑)。 <br>でもそれらは記譜されているワケではなくて,何も知らなければ当然の結果だとも言えます。朗読の時に文章の流れを読み取るのと同じように,フレーズの流れを譜面から見つけ出す訓練が大事なんだと思います。 <br>和音に関しては,基音(ドミナント)を常に意識するというか,最初はその方がとっかかりやすくてイィかもしれませんね。 <br>