ミ・ナーラで興福寺の写真展をやっていると言うので行ってきました.
はかせは興福寺の事あんまり知らないのです.
小さいときから父に連れられてなど何度も来た事のあるお寺なのですが、はかせにとって、興福寺は奈良公園の一部としてしか捉えていなかったのです.
奈良公園の中に五重塔がある、ぐらいの子供認識だったのですよ.
もうちょと大きくなっても、西国巡礼の札所である南円堂と観音さん、廃仏毀釈の時代に材木として売られそうになってた五重塔くらいの認識しかなかったの.
意識して拝観したのは結婚したあとになってから.
国宝館に行きましたよ.
いやまー、すごかった.
日本の仏教関連の国宝のかなりの割合のものがここに在るのですよ.
山田寺仏頭なんか涙がちょちょぎれましたよ.
さてさて、写真展は明治から現在までの写真がいろいろと並べられています.
仏像の写真は無し.
建物の写真だけです.
古い寺院の写真なので、明治から令和までの移り変わりなんて一瞬の事で、昔の写真も今の写真もほとんど変わりありません.
ただ、中金堂についてはたまたまこの時代に歴史の移り変わりがありました.
写真にも明白にこの移り変わりが記録されています.
これについてもはかせはほとんど知識がないのです.
仮堂、赤堂などと呼ばれた建物があるのは聞き及んでいるのですが、それが旧中金堂なのか?講堂なのか?イマイチよく分かってないの.
そんなんなので、写真を見てもどっちが古い写真でどっちが新しい写真なのか分からない事があるのよ.
寺社などの古い建築物を見る度にいつも思うのは、古い建物を残してくれた先達に感謝という事なのです.