たいへん日記

_ [音楽] 音色なんて飾りです、エライ人にはそれが分からないんです

mollenさんから、トラックバックを頂きました．
mollenさん、いつもありがとうございます．
そんなこんなで、今回はバスーンのリードについてちょっと．

_ はかせは高校の時にこの楽器をはじめました．
最初はどんなリードがいいなんて全然分かるはずもなく、取り敢えず音が鳴るのがいいリードでした．
ちょっと楽器が吹けるようになってくると、リードによって高い音が出しやすいもの、低い音が出しやすいものがあることが分かってくるようになります．
もうちょっと自分の音を聴くことが出来るようになると、リードによって音程に違いがあるのが分かるようになりました．
そして、リードによって音色に違いがあるのも分かりました．
それらを自分の手で在る程度好きなように調整出来る事も分かってきました．

そうなるとなんにでも興味を持ち、のめり込む高校生は、ナイフを持ち自分でリードを削ったりしまくりですよ．
雑誌の記事や楽器屋さんのパンフレットに書かれているリードの調整方法を自分のリードで試して遊ぶのは日常茶飯事．
やりすぎてリードをダメにしてしまうのも日常茶飯事．

_ そんな高校生の頃はけっこう重いリードを吹いていました．
重いリードの音が好きだったの．
暗めの音、柔らかめの音がバスーンの音だと思っていたのよ．
ところがところが、重めのリードを使うと発音が悪く演奏は難しくなってしまいます．
実力以上に重いリードを吹くのがかっこよく思えた頃なのです．
今から重うとロクな演奏は出来てなかったんだろうに．

その頃からずっと長い間、出来れば重いリードを吹きこなすのが素敵、なんて思っていましたが、最近考え方を改め、軽いリードで自由に吹きまくるようにしています．
軽いリードを使うと、音色は柔らかい音と言うよりはガサガサ、ペーペーと言った雰囲気になるのですが、自分の吹きたい音楽を演奏するためには発音の良いこっちのリードの方が良い、と言う結論なのですよ．

音色にはけっこう自己満足の部分があると思っています．
レスポール弾いててもストラトキャスター弾いててもテレキャスター弾いてても客席で聴いてる人にとってはマニア以外にはそんな違いは分からないのよ．
そんなこんなで今は軽いリードでブイブイと吹きまくるようにしています．

_ あとは音程の問題をクリヤーしたいのよ．
音程に気を遣わずに吹けると楽チンになるのです．
どのようにリードを調整すると音程が調整出来るか知りたいのです．