何年か前、高校の吹奏楽部の OB として演奏会に呼ばれた時にトロンボーンを持っていきました.
後輩たちはへなちょこだったのよ(^Q^;).
はかせの方が現役高校生達よりも上手く吹けてたぞ.
そんなへなちょこ達を見てたら面倒見たくなるのですが、面倒見てやる機会はないのですよ.
いくらかのノウハウを知っており、それを訓練によって自分のものに出来たらある程度うまくなれます.
実は、そういうのを伝えてみたいと言う気持ちはいっぱいあるのですよ.
でもでも、はかせはトロンボーン吹きの後輩を育てたのは中学・高校を通じてほんの数人だけなのです.
なかなか自分の知っている事を伝えていないのです.
吹奏楽団の練習日です.
相変わらずノナカのリードを使っていますが、今日のんはちょっと...
反応が鈍い.
ダイナミクスの変化を付けづらい.
他にも良いリードを持っているのでちょっとてを加える事に.
プラークを入れてティップをナイフで当て擦り.
削りカスがちょっとだけ出る程度に.
さすがに削ってすぐはやたらでかい音しか出ないなど、コントロールが効かない状態ですが、掃除羽根で内部の削りカスを除去し、リードの開きを抑える方向で針金の再調整を行うとなかなかイケるリードになったような気もします.
そんな中で今日の練習は木管/金管に分かれて分奏.
はかせは木管のお世話係です.
曲は「旧友 / タイケ」「ポルカ テープは切られた / エドワルド・シュトラウス」.
どっちも一定のテンポで吹きっぱなしの奏者いじめな曲です.
特に「旧友」はしんどい.
あまり長く通して吹き続けさせないように注意しながらの指導です.
_ 旧友にて注意すべき箇所だぞ、と指摘したのは付点音符のリズム、音の立ち上がり、フレーズの緩急など.
付点四分音符にはアクセントをつけて長めにとり、八分音符は音量を抑えて長さも短く添え物ぽくする.
これがとれずに6/8のマーチぽくなると途端に繊細なメロディーが崩れてしまうぞ.
でも、何度か言っても思うようには決まらないの.
なんとかならないかなー.
後打ちなどリズム担当は、音の立ち上がりを鋭く縦線を揃えて吹かせたいのですが、シングルリードの木管達、アタックがパン・パンと決まらずスン・スンと言った感じになってしまうのです.
アタック軽視の基礎練習にとらわれているとこんなんになってしまうぞ.
_ ドイツマーチは重厚、と言うイメージがあるようですが、私が持っていたドイツマーチ大全集のレコードを聴く限りは重厚な感じは受けませんでした.
むしろ素朴、繊細、かわいいなどの印象でした.
ガット張りのスネアの素朴な音色、グロッケンシュピールのきらびやかな音色など、重厚な雰囲気からは遠く離れていたのですよ.
ほんとにドイツマーチは重厚なの?
誰か疑問を解決してちょ.
独逸行進曲といえばはかせ指揮による『グラーフ・ツェッペリン』。iTunesデータでよければ宅ファイル便でおくります。